中学校で不登校になって高校選びはどのようにしたのか
「不登校になってしまったら、もう高校進学なんて出来ないのではないか」
「希望していた学校に行けなかったら、将来はどうなるのだろう」
高校受験が近づくと、このような不安を抱える親御さんは多いのではないでしょうか。
我が家も同じでした。
息子は中学3年生になってから1度も登校していませんでした。
そのため高校選びどころか「高校受験するのかな?」という状況でした。
本当なら自宅の近くに「少し頑張れば通えそうだね」と親子で話していた
全日制高校がありました。
でも、その頃には欠席日数や成績を考えると、その学校を受験するのは
現実的ではありませんでした。
息子自身も、「受験の為に無理をして学校に行こう」「勉強を頑張ろう」
という気持ちはありませんでした。
それでも高校進学する意思があるのかだけ確認しておきたいと思い、少しずつ
気持ちを聞いていきました。
息子は進路の話を聞かれて嫌がることはありませんでした。ただ「今の自分で通えるところは
あるのかな」という不安はあったようです。
それでも私は「どんな学校でも自分に合う場所があるなら高校へ進学したい」と考えてくれている
ことを、とても前向きに受け止めていました。
高校見学はどうしたのか
不登校の時期なんて学校の事を考えるだけでも辛いものです。
だから、高校の話をしたら嫌がられるかもしれないと思っていました。
ところが息子は自宅で過ごしながらも将来のことはちゃんと考えていたようで
高校選びについては前向きに話をしてくれました。
話し合う中で息子は「全日制高校は行きたくない」という気持ちをはっきりと伝えてくれました。
自宅から30分くらいで通える場所が良いという希望もありました。
いろいろと話し合った結果、今の生活リズムを大切にしながら無理なく通えるような学校を探そうということになりました。
候補は通信制高校か定時制高校の2つ。
定時制高校も考えましたが自宅から通いやすい場所にはなかったため通信制高校を中心に
探すことにしました。
そこから、自宅から通える定時制高校のパンフレットを一通り資料請求し
全てに目を通しました。
実際に比べてみると学校によって本当にいろいろな違いがあることに驚きました。
当然のことかもしれませんが、資料を取り寄せなければ分からなかったこともたくさんあり
「資料請求して良かった」と心から思いました。
今、不登校で自宅にお子さんがいるご家庭でも進学するしないは別として、
資料だけでも取り寄せておくことはおすすめです。
「まだ進路の事なんて考えられる状態ではない」というお子さんもいると思います。
そんな時はお子さんに見せるためではなく、まずは親御さんが知っておくだけの資料
として取り寄せておくのも一つの方法です。
そして、お子さんが「そろそろ進路のことも少し考えてみようかな」と思えるタイミングがきた時に、一緒に見てみるのもいいかもしれません。
ホームページでもいろいろと調べることは出来ますが私はパンフレットを見ることが
好きでした。
見返したり、学校同士を比較したりしやすくホームページではよくわからなかった事
なども掲載されているので詳しく知ることが出来ました。
調べていく中で、学校によっては登校日数は少ないものの宿泊学習に参加して
単位を取得する仕組みがあることも分かりました。
息子は「絶対に外泊はしたくない」タイプだったのでそのような学校は候補から外しました。
そして、最終的に3校まで絞り、学校見学へ行くことにしました。
正直なところ、私は息子がパンフレットを見たり、学校見学に行こうとしたこと
自体が少し意外でした。
普段は何でも面倒くさがるタイプで外に出ることも嫌がっていたからです。
でも、自分のことだからこそ「面倒だけど行ってみないと分からない」と思ったのでしょう。
実際に学校を見学すると、校舎や学校の中の雰囲気、先生のお話を通して高校生活を
より具体的にイメージすることができました。
結局、宿泊行事がない分、学校に登校する日数が多かったかもしれませんがそれでも大丈夫と
息子が言ったのでそこに決定しました。
後日、息子から学校見学をして良かったと話してくれました。
その結果ここなら通えそうという学校を見つけることができました。
自宅から近くて宿泊行事はなくてレポート学習を自宅で出来る通信制高校を選ぶことになりました。
その学校は中学校の先生からその学校は「レポートがとても多いから卒業するのはなかなか大変ですよ。」と言われていた学校でした。
それでも、息子自身が「高校卒業だけはしたい」という気持ちをもっていましたので
私もきっと卒業できると思っていました。
学校選びをしてみて感じたこと
私も息子も根本的に面倒臭がり屋なので学校選びもどうなることかと思っていました。
でも実際にパンフレットを見比べたり学校見学へ行ったりしたことで、それぞれの学校の違いが
よく分かりました。
最初に見学した学校は自宅からも電車の乗換もなく自宅学習も出来たので
そこで良いかと思いました。
ですが、次に行った学校の方が息子の反応が明らかに良かったので最終的には
そこに決めました。
息子自身も、「面倒だけど実際見に行った方が良いね」と話していました。
今、不登校でつらい思いをされているかもしれませんが、不登校だからと言って
全てをあきらめる必要はありません。
「今ならできるかもしれないこと」を少しずつ探していくことも、一つの方法ではないでしょうか。
通信制高校には中学生の時に不登校だったお子さんもいらっしゃいましたが
「だからこそ無理せず通いたい。」だったり、
「普段から体調があまり良くなく無理せず通える学校に進学したい。」だったり
「スポーツなどやりたいことがあるから自宅で学べる通信制高校を選ぶ」など
生徒さん達とても前向きな印象でした。
進学校でも全日制高校でもありませんがまだまだ人生は続きます。
将来に向かうその一部の期間として無理のない選択を出来ることを願っています。

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